小学校の頃、みんなにとって一番どうでもいい時限は、音楽の時間でした。
でも私にとって、それが一番大好きな時間でした。
あの頃の喧騒の中、古びたポータブルカセットプレーヤーのスピーカーから流れてきたザラっとした音と、
怒りっぽい先生がピアノで弾いたいくつかの曲調が、どれも懐かしくて、
いつ聞き返しても旧友と再会するような気分になります。
アレンジしようとして、こいつらのルーツを辿ろうとリサーチしてみたら、
彼らはいろんな国で旅をしてきて、いろんな人に歌われ、アレンジされ、訳され、ときに間違えられたまま受け継げられていて…
そのどんどん変わっいく姿形がまだ愛しいのです。
私たちが生きているこの時代は、創作物の所有権と解釈権の所在が大変なことになっている時代です。
"創作者"というアイデンティティそのものが大変なことになっている時代でもあります。
リミックスだったり、カバーだったり、共同創作だったり...
形のあるものから別の何かを作り出すということがデリケートな話になってきてる時代だからこそ、
このパブリック・ドメイン絞りの選曲には特別な意味があるじゃないかなと思います。
自分の初心を忘れないためにも、今後も「F For Folklore」をシリーズ物として不定期に続けていきたいです。
それでは、ひとまずここまで。
foolen.
2014.03.03.
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